経済学の思考法で仮説を分析し解決を測る

企業に何か問題が出た場合は、経済学の思考法が役立ちます。状況を分析することにより解決に導きます。その手法を紹介します

経済学の思考法で仮説を分析し解決を測る

記事の内容

経済学思考法を解説します。

明確化されたモデルから現実妥当性の検証。

インセンティブと機会費用、トレードオフを学びます。

現実の事例を分析します。

公平と効率という視点から解決策

これらを解説します。

ミクロ経済学の意義

消費者や企業の行動や特定の市場を分析できるようにするためにミクロ経済を学びます

その学びから経済学の思考法を身に付け、現実社会の解決策を提案できるようになることが目標です

それではやっていきます

経済学の思考法とは

思考法とは仮説を立て検証ができるかどうか分析するやりかたです。経済学の思考パターンを当てはめて考えてみます

この思考パターンのメリットは、複雑な現実経済を分析することは不可能なので、モデルを単純化し分析できることです

経済学の思考パターンを当てはめてモデルをより単純化することで分析しやすくします

思考法では定義の明確化が必要です。今回は消費行動を分析してみましょう

定義の明確化

今回は消費行動を分析します。消費行動をとる理由は、自己の満足を得るために消費すると仮定します

つまり定義としては個人が欲しいから買う、又は満足を得たいために消費すると考え、消費行動を明確化していきます

消費行動を考える

消費行動1

パンを買うという消費行動を考えてみましょう

パンを買う時というのは100円で買ったとしても、この商品にはそれ以上の価値があるんだと思って皆さんは買います

知らないうちに、その商品価値が分かった上で買っています。消費行動としては冷静かつ合理的な買い方です

個人が買い物をする上で一番多い消費行動です

消費行動2

対抗意識を燃やしてテレビを買ってしまった

自分が欲しいというわけではなく、相手が買ったから買ってしまった。それは商品価値を見たわけではなく対抗意識で買った消費行動です

消費行動3

お菓子についているおまけが欲しくて買ってしまった

お菓子が欲しくて買ったわけではなく、そのお菓子についてくる特典を買った消費行動です

消費行動4

ブームに乗って何かしらの健康器具を買ってしまった

欲しかったわけではないけど、なぜか流行りに踊らされて買ってしまった消費行動です(ビリーズブートなんやら)

明確化されたモデルを分析する

消費行動としては、消費行動1が多いと推測できるので、消費行動1をモデルとする
これらの消費行動4つを考えて、全てを一つに統一し、モデル化することは不可能

なのでモデル化する時はもっと単純化した消費行動1を合理的だと考えます

ここまで来て初めて、現実妥当性を確認できます

現実妥当性を考える

現実妥当性とは現実に当てはまっているさま。それは適切であることです

経済学的に考えた時に、このモデルは現実妥当性があるかどうかを考えます

もし現実妥当性がなければこのモデルは間違っている、もしくは分析や仮説が間違っているということになります

  • 論理的に説明できるのであれば仮説は成り立っている
  • 論理的に説明できないのであれば何かが間違っているということになる

例えば、消費行動3を定義として分析した場合、特典についている商品さえよければ、味なんかどうでもいいとなります。特典が全てだと結論付けると、売れるでしょうか?

ほぼ間違いなく失敗します。なぜなら特典は抱き合わせ販売なので、お菓子と特典を合わせて1つの商品だからです

なぜこのような仮説定義が必要かというと、現実経済の中であてずっぽにビジネスをやるわけにはいかないからです

仮説を検証し、改善につなげるためには論理的な仮説が必要なのです

ではこれから思考法に必要な3つを学びます

  • インセンティブ
  • 機会費用
  • トレードオフ

インセンティブとは

インセンティブの定義は、行動を促す要因であり、行動の動機付けです。インセンティブの意味は主導権です

例えば子供に手伝ってくれたらおもちゃを買ってあげるよ、と言って手伝わせるのは主導権を握るので、インセンティブになります

無能な権力者がインセンティブを持つと、生産性が上がらないので、業績は悪化します

人はインセンティブで行動を変えるので、望ましい方向に人々を促す適切なインセンティブが必要

機会費用とは

他の事を行っていたら得られた利益や犠牲にしたすべてを言います

わかりにくいので簡単に例えます

1年間仕事もせず勉強に打ち込みました。もし勉強せずに働いていたら所得は300万手に入れたでしょう。勉強と引き変えに300万失ったと考えます

言い換えれば打ち込んだ勉強は300万の価値があると言えます

これがもし勉強ではなくゲームで1年間遊んでいたら、くだらない時間と300万失いWパンチを食らいます

企業の利益というのは、本業以外に、もし他の事業をやっていれば得られた利益や犠牲も計算にいれます

トレードオフとは

例えば二者択一でどちらかを選べばどちらかを捨てる、どちらも選べない。一つだけを選ぶということです

なぜこのようなことになるかと言うと、何か選択するには限られた資源というものがあるからです

時間、モノ、人、お金、情報、これらを考慮すると、選んでも制限され二つ選べず、どちらか一つを選ばなきゃいけない状況をトレードオフといいます

企業の考え方で言うとコストを取るか品質を取るかという選択があると思います

コストを下げれば品質が下げる。品質を上ればコストが上がる。当たり前の考え方ですが、今はこのような考え方で企業は勝ち残ってはいけません

昔とは違う
コストを下げ品質を上げるという考え方でやっていくことです

今度は今まで学習した、インセンティブ、機会費用、トレードオフを当てはめて、現実経済の問題を解決していきます

とある企業の資源を節約できるかを検証します

ガソリン代を節約する解決策を考える

定義はガソリン代の節約、インセンティブ・機会費用・トレードオフの視点から、現実世界の事例を分析し、効率と公平という視点からも解決策を検討します

今回この営業マンと会社のモデルを使わさせていただいたノンストップ飯田さん。ありがとうございます。彼のブログはこちらGrowing

飯田
三度の飯より歌が好き。歌いすぎて餓死しかけるw

ガソリン代に悩む会社

ノンストップ会社は、社員が自家用車を用いて営業を行っている。営業中のガソリン代は、会社が負担することになっているので、ガソリン価格が高騰すると、会社が負担する費用が大きく増えてしまう(車はノンストップなのでガソリンが余計かかるらしい)

飯田営業部長は、ガソリンの節約をするように言うが、なかなか思うように節約できない

飯田部長の言うことはインセンティブになっていない可能性があるので、インセンティブの視点で見てみよう

インセンティブの視点

みんなは飯田部長の言うことを聞くのだけれども、なぜかあまり節約になっていない。もしくは飯田部長の言うことに無理があるのかもしれない

ここでトレードオフに直面します

トレードオフの視点

1つ目は、ガソリン節約を考えるなら、移動距離を減らす必要がある

2つ目は、お客様のことを考えると移動距離を増やす必要がある(お客様の家に行くため)

この二つの問題からトレードオフに直面してしまった。二つの最適なバランスを検討しよう

ガソリン節約とお客様との関係構築両立させるそのためには、燃費のいい車に買い換える必要がある

社員の個人所有の自動車を買い換えてもらうには補助金を出す=適切なインセンティブを与えれば良い

(かつて政府はエコカー減税といって、低燃費車を購入した者に免税するといったインセンティブ戦略をとった)

効率性と公平性の視点

ノンストップ会社は自家用営業車300台を低燃費車に買い替えれば、1台につき100万円の補助金を出すと約束。その理由としては、年間50万円のガソリン代の節約効果が見込めることが分かったからだ

100万円の補助金を支給しても2年間で元が取れる

すでに低燃費車を購入している人は、飯田部長にそんなの不公平だ‼と文句を言われたので、代わりに歌で許してくれと言ったらデモを起こされてしまった

公平性を保つため、すでに低燃費車に乗ってる人には10万円を支給する

ガソリン代節約は最大50×300台=1.5憶の節約効果がある

補助金支給により低燃費車の買い替えを促進

最初の初期投資は最大で300×100=3億かかってしまうが、年を重ねることで利益が出るので、効率のいい節税効果が見込める

さらにCO2排出削減効果をアピールすれば、世間からも良い宣伝効果になる

機会費用の効果

今までは仕事をしていても、1.5億円余分にコスト負担としてかかっていた

でもこれからは仕事をしながら1.5憶のコストの負担が減らせるので節約効果が期待できる

解決策を導き出す

このように経済学の思考法および、論理的な考え方を当てはめると現実社会の問題を経済学で解決することができます

経済学では定義⇒仮定⇒分析⇒結論⇒現実妥当性の順番で確認をとる

思考法のモデルを単純化することによって構造が見えてくるという長所もあるが、単純化する段階で重要な要因を見落とす恐れがあるので注意も必要

まとめ

インセンティブとは行動を促す要因、行動の動機付けである。適切なインセンティブを与えることによって人々の行動を変えることができます

機会費用とはあることを行うことによって犠牲としたすべてのものである

トレードオフとは他の選択肢を放棄することを余儀なくされる状況である。

時間などに制約があり機会費用があるので必ずトレードは存在する

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