仕訳を基本から理屈までわかりやすく解説

本の書いてある通りにやっているのに仕訳が合わない。仕訳の解き方がいまいち飲み込めない。ここでは仕訳が完璧に出来るやり方を教えします。

仕訳を基本から理屈までわかりやすく解説

この記事の内容
簿記の仕訳はどのような成り立ちになっているのか、基本から理解できるようになります。反対にすればなぜ取り消せるようになるのか?そして純資産の理屈まで解説します

よくある解説や解き方

本などを買って簿記の勉強始めたら必ずこの仕訳に躓きます

おそらくみんなが見ている簿記にはこう説明していると思います

仕訳の基本は増えたら左側に、減ったら右側に

取り消す場合は反対側に仕分ける。増えたら左や右、減ったら右や左

その反対にやれば、減りますだの増えるだのうんたらかんたら

多分こんな感じで書いてると思います

どの本見てもこんなニュアンスに近い事が書いてるばかりで、根本的にどうしてそうなるのかって理屈が書いてないんです

初めて簿記やる人や、初心者にはとても不十分な説明です

これから分かりやすく、なんでそうなるのか、もう迷わない超基礎仕訳を教えます

仕訳基礎の損益決算書と貸借対照表の配置

簿記には資産、負債、純資産、費用、収益を現した表があり、配列や位置には規則があります

一般的よく見かける表は、損益決算書の仕訳、貸借対照表の仕訳に分かれています

仕訳の基礎になる配置であり、まずこの形を覚えておきましょう

財務諸表の形

この5項目に各勘定科目が分類されます

この配置をおぼえておかないと、最後の帳簿の締切りになった時にできなくなります
決算書の作成や記入などの問題で、とても必要になる表なので画像をよく覚えておいてください

仕訳の仕組み

それでは本格的に仕訳の説明に入ります

なぜ増えたら右、左。減ったら右、左になるのか
ちゃんと理解していきましょう

まずはこの表を見てください

この表が仕訳の基礎であり、この表に勘定科目を振分けていけばいいのです

資産が減ったら右の貸方に移るのは、こういう理屈で成り立っているからなんです

資産が減ったら、貸方の負債に移るわけではないので、解釈を間違えないようにしましょう

これが全てなので絶対この表は覚えておきましょう

これに当てはめて仕訳を解いていきます

仕訳の解き方

簿記3級の最初に出てくるスタンダードな問題を解いてみましょう
金額は全て100とします

商品を買って現金を渡した時の仕訳と、商品の返品をした時の仕訳をやってみましょう

商品を買った時の商品と現金

この仕訳を表に当てはめます。資産内の借方と貸方です

商品を買った時の仕訳は、借方が商品、貸方が現金となります

商品を返品した時の商品と現金

なぜ仕訳を逆にすれば取り消せるのか、この仕訳を表に当てあてはめてみましょう

商品の返品をした時の仕訳は、借方が現金、貸方が商品となります

取り消すのであれば減らせばいいのです。ただそれだけです


もう一つやってみましょうか
これも最初に出てくるスタンダードな問題です

掛けで仕入れた時の仕入と買掛金、買掛金を払った時の買掛金と現金の仕訳をやってみましょう

掛けで仕入れた時の仕入と買掛金

今度は損益決算書の費用と貸借対照表の負債が交わります

掛けで仕入れた時の仕訳は、仕入が借方、買掛金が貸方となります

注目は買掛金が増えれば負債が増える。仕入が増えれば費用が増える。
両方増えるになり、借方、貸方にちゃんとあてはまっています

買掛金を払った時の買掛金と現金

今度は貸借対照表の資産と負債が交わります

掛けを現金で払った時の仕訳は、買掛金が借方、現金が貸方となります

注目は現金が減れば資産が減る。買掛金が減れば負債が減る。
両方減るになり、借方、貸方にちゃんとあてはまっています

これが仕訳の基本であり、このやり方を覚えておけば、仕訳は全て解けます

他にも色々仕分けてみましょう。減れば右や左、増えれば右や左に必ず分かれます
適当に考えるのではなく、理論的に考えれば、必ず借方、貸方に分かれます

仕訳は借方、貸方で考えるのではなく、増えたか減ったかで考える

注意点
重なることは絶対ありません

仕訳の見分け方

仕訳をしていて各勘定科目が貸方だっけ?借方だっけ?ってことないですか

基本的な配置を覚えておけば、迷うことありません

仕訳問題を読んで右か左かわからなくなった時も、このパターンを覚えておけば大丈夫です

これを見てわかるように、全て増える方に配置されているのです

資産と費用は左が増えるので、向かって左に位置しています
負債、純資産、収益は右が増えるので、向かって右に配置されています

このことから言えるのが基本配置が決定していることです

資産と費用の基本配置は左なので、借方に位置しています。減れば貸方になると考えよう
負債、純資産、収益は基本配置が右なので、貸方に位置しています。減れば借方になると考えよう

この配置さえ分かっておけば、迷わなくなります
このことから減れば必ずこの位置になると考えよう

ただし、各勘定科目がどこの部類に属しているかを把握しておく必要があります
把握しておかないと、あまり意味が無くなってしまいます

各勘定科目の一覧を載せておくので参考にしてください
簿記3級勘定科目一覧

純資産の解釈の仕方

純資産に関して疑問を持っている方が多いと思います

純資産なのになぜ負債側なのか?と思ってませんか

そう解釈するのは、純資産を純粋に稼いだ利益だと思っているからだと思います
利益は資産でしょ‼ となるので、負債側に位置しているのは理解しがたいのです

なぜ純資産は負債側に位置しているのか、その解釈の仕方を教えます

純資産は純粋な利益ではない

まず純粋に稼いだ利益だから、純資産という考え方は捨ててください。純利益も解釈は同じです

純と書いてあるのは、純額という意味です
純額とは、差引きした残りという意味です

純額と総額という言葉があり、総額は皆さんが聞いたことがあると思います

総額とは全てを表す言葉です。純額は差額を表す言葉です

このことから、負債側に純資産が位置しているのが分かると思います
あまり出てきませんが、純利益も、実は費用側に位置しているのです

  • 損益計算書の純利益も収益と費用の差額を表しています
  • 貸借対照表の純資産も資産と負債の差額を表しています
  • 損益決算書の純利益は、費用側に位置していますが、利益として確立しています
  • 貸借対照表の純資産は、負債側に位置していますが、資産として確立しています
  • 純利益と純資産には、同じ純がついています
  • 差額表示だと解釈すれば納得がいきます

    純粋ではなく、純額なので間違えないようにしてください
    これで理解できたと思います

    まとめ

    仕訳の基礎を書いてきましたが、本当に大事なことは、仕訳問題でちゃんと仕訳が出来るということです

    ただし仕訳の基礎を理解していないと、帳簿の締切りや決算書の作成ができません
    必ず仕訳の解き方の基礎は覚えておいてください

    • 仕訳は増えたら右側に、減ったら左側にとは絶対に考えない
    • 仕訳は資産、費用、負債、純資産、収益が交わって振り分けられている
    • 資産と費用は、減れば貸方になる
    • 負債と純資産と収益は、減れば借方になる
    • 資産と利益の純は、純粋ではなく純額

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