サプライヤーマネジメントの企業調達マネジメント方法

サプライヤーの手法やマネジメントを理解すると効率が上昇します。サプライヤーの成功例やEDIが発展した現代の形を解説します。

サプライヤーマネジメントの企業調達マネジメント方法

記事の内容

サプライヤーマネジメントとは何か

サプライヤーマネジメントの適切な手法

サプライヤーのコスト問題

ボトルネックやレバレッジ問題

サプライヤーマネジメントの成功事例

EDIとは何か

WEB EDIの発展

これらを解説します。

サプライヤーマネジメントとは

サプライヤーマネジメントとは調達先の関係性を良好にして維持していくか、ということです。サプライヤーマネジメントに大いに関係してくるのが内製率です。

内製率とは自社でどれだけ生産し、外注に何を発注するか、の業務全体の割合の事です。

例えばトヨタだと自社3割、外注7割
日本電産だと自社7割、外注3割

外注に発注してコスト削減や、自社にない技術で効率よく経営することは良いのですが、問題も発生します。

外注比率が多くなると、ブラックボックス化してしまいます。相手先が何をやっているか分からなくなります。

外注に頼りすぎてノウハウが蓄積されない、技術が持てなくなる。このような状況になると、相手先に足元を見られる可能性が出てきます。

つまり、外注先が無いと運営できない、不当な値段を上げられても頼らざるをえなくなり、交渉が不利になります。

依存度が大きく高まってしまう危険性が出ててくる

サプライヤーマネジメントの整理統合

発注先に関して一体何社にすればいいのか、という問題が出てきます。

結論から言いまして、2社が適切です。

なぜなら1社に対する発注量が多くなるからです。バイイングパワーであったり、安い調達などこちらのコスト負担が下がります。

バイイングパワーとは企業が持つ、販売力や購買力、仕入力の大きさを表した業界用語です。

1社に委ねるのはとても危険です。日本は自然災害が多い国なので、何か天変地異的な災害が起きて倒産や発注ができないとなると、共倒れになります。

多くても3社までにしておいた方がいいでしょう。

日本政府も石油などは多くの国に分散して危険回避をしています。

競争原理を働かせるために多くの発注先を選ぶと、今度は交渉や管理負担が多くなり、コントロールが効かなくなる危険性が出てきます。

適度な競争原理を保つためには、傾斜配分を考えて6:4が良いと言われています。半分の割合になると、緊張感がなくなり、ひいきや交渉、付き合いが面倒になると言われています。

傾斜配分とは、相手の能力に応じて振り分けることです。能力が少ない企業に8割の負担を背負わせてもおかしくなるだけです。

ベストは2社に発注し、競争割合は6:4の割合が適切なやり方となります。

サプライヤーのコスト低減問題

よく世間で聞く下請けいじめをがあります。値引きの強要やコスト下げなどです。

この様な圧力をかけるようなやり方では上手くはいきません。なぜなら信用を失うからです。親分子分ような関係は必ず崩壊します。

お互いがメリットがあり、進化し、共にウィンウィンの関係構築が望ましいのです。無茶な要求は相手が去っていきますし、発注できなくなると元も子もありません。

コスト構造を適正に見積もりながら、配分を調整することが重要になります

ボトルネック品問題

ボトルネック品とは、その部品がないと生産できず、大きく依存してしまうことです。

今流行りの、日本と韓国のホワイト国から除外問題がまさにこれです。韓国からしてみれば携帯1つ作るのに、日本からの品質の良い原料が無いと生産できないのです。

除外されたことで、原料調達が非常に困難になり揉めている状態です。

調達や発注にはなるべくボトルネック品が無いようにしましょう。この反対にレバレッジ品があります。

レバレッジ品とは大量ある品のことです。このような場合は発注先に競争原理を働かせてコスト負担を狙うのが良好です。

やりすぎは駄目です。このように見ていくと過度の発注や注文や強要はいけない、ということです。

何事もほどほどに

サプライヤーマネジメントが競争優位になった事例

サプライヤーマネジメントが上手くいった事例を紹介します。BTO(built to order)と言って、顧客からの受注生産の依頼が来てから製品を組み立てる方式です。

コンピューターメーカーで有名なDELLが行い優位性を持った戦略です。

BTOのメリットは在庫を持たないということです。通常の生産は商品を生産し、売ります。

ですが、DELLは依頼が来たものだけを生産していたので在庫を抱えず上手くいきました。

ですが上手くいったのは、やり方ではなく整理統合にあります。サプライヤーとの戦略的提携構築が功を奏したのです。

1:年間を通じて部材の大量購入の契約、そのかわりコストを下げてもらう

2:調達価格の交渉を年1回で決定。何度もやると状況に応じて価格が変動する。

3:部材の安定供給の約束。サプライヤーにとっては安定した販売先となる

このような戦略で優位性を持ちましたが、この反対の戦略がAmazonです。

Amazonは、どんなマニアックな商品でも在庫を持ち、顧客をがっかりさせない方式なので、多くのマニアックな商品の在庫を抱えています。

マーケティング戦略というのは、必ずこうしなければならない理由は無いということです。

これに関連したEDIも解説します。

EDIとは何か

EDI(electronic data interchange)のことで、電子交換方式のことを言います。

EDIの利点は、余計な手間を省いて通信情報だけで済ますことが出来ることです。

異なる企業間で、取引のデーターを通信回線を通じて、標準化した手順でやり取りすれば、人間の介入がないので余計な手間やヒューマンエラーの防止につながり、24時間の稼働や業務効率の上昇、大幅なコスト削減が見込めます。

見積もり依頼、契約書、注文、発注依頼、請求書、振込など多くあります。

インターネットを使ってやり取りすることを、WEB EDIといいます。

WEB EDI

ネットを通じて便利になったのですが、メリットデメリットもあります。

メリット
特別なアプリや大きなソフトウェアやハードウェアを導入する必要がないので、重くならずスムーズなやり取りが可能。時間負担が大きく減ります。

デメリット
発注者や受注者側のブラウザの画面の作成や手順が異なるので、システムの自動連携ができない。ネットの裏で動いているプログラムが異なるので、手順の負担が増える。

わかりやすく言うと、お互いの企業ルールをいきなり統一化しろと言われても無理でしょ、となるわけです。

このようなネットのやり取りの普及や技術の向上、ネットの拡大によって発展していきます。この結果たどり着いたのが

Eコマースとなったのです

まとめ

サプライヤーに頼りすぎると依存が高くなり、かえって危険となる。

発注は2社に、競争割合は6:4がベスト。

コスト構造を適正に見積もりながら、配分を調整する。

EDIの発展がのちのEコマースとなる。

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